アクセス解析は、ホームページを作ったら必ず設置すべきツールで、グーグルが提供する「Google Analytics」は最もポピュラーなアクセス解析ツールです。
Google Analyticsは、リアルタイムの訪問者数やアクセス元の市町村、訪問者の来訪前のサイト、どんな機器(パソコン、タブレット、スマートフォン)でアクセスされたか他、様々な情報を得ることができます。GoogleやYahoo Japan!に広告を出稿した際は効果測定に利用できます。
Google Analyticsを利用するにはGmailが必要となります。Gmailは、新規にレンタルサーバーの契約をする際にもアカウント情報をお客様と共有するためにも利用するので当社のユーザー様は基本設定済みです。
※当ページに記載のGoogle Analytics(ユニバーサルアナリティクス)は、2023年7月に計測が終了することが発表されましたので、今後は「Google Analytics4の設定方法」をご参照ください。
- 目次
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- 【01】ログイン
- 【02】基本情報
- 【03】基本設定
- 【04】Google Analytics利用の明記
【1】ログイン
https://analytics.google.com/analytics/ より、メールアドレスとパスワードを入力しログインすると下記画面が表示されます。
【2】基本情報
サイドメニューより各メニューをクリックするとアクセス状況を得ることができますが、用語がわかりにくいと思われますのでその説明と、代表的な項目の遷移方法のみ下記に記載します。
※アクセス解析の対象日付は昨日までの1週間が基本設定となっています。
- セッション
- ホームページ訪問者の延べ人数
- ユーザー
- 重複を除いた純粋なホームページ訪問者数
- ページビュー数
- サイトの中で見られた総ページ数
- ページ/セッション
- 1回の訪問で何ページ巡回してもらえたか?平均的には2程度で多ければ多いほどサイト内のいろいろなページを見てもらえたという事になりますが3~5あれば合格です。
- 平均セッション時間
- 1回の訪問で何分滞在していたか?ページビュー数が多ければセッション時間も長くなり2分以上が理想です。
- 直帰率
- 1ページしか見なかったユーザーの割合。アクセスが多いと増えてしまう傾向にありますが、だいたい40%~60%で、減らす努力が必要です。
- 新規セッション率
- 新規訪問のユーザーの割合、あまり多いとリピーター率が低いという事になります。リアルな商売と同様リピーターに支持されるサイトが理想ですので、逐次ニュースをアップしリピーターが何度も訪問していただけるようにしないといけないので、新規が50%、リピーターが50%がベストと考えます。
- 市区町村名:ユーザー⇒地域⇒地域⇒(市区町村)
- 機器種別:ユーザー⇒モバイル⇒概要
- 来訪前サイト:集客⇒すべてのトラフィック⇒参照元/メディア
- キーワード:集客⇒キャンペーン⇒オーガニック検索トラフィック
- ページ別アクセス数:⇒サイトコンテンツ⇒すべてのページ⇒(ページタイトル)
【3】基本設定
Google Analyticsを利用する際、スパムのデータがアクセス解析に含まれてしまうのを防ぐためや、不要なデータ(自社や当社からのアクセス)がカウントされるのを防ぐために予め下記設定が必要となります。
上図サイドメニューの「管理」をクリックします。
上図「ビュー設定」をクリックします。
ボットのフィルタリング項の「既知のボットやスパイダーからのヒットをすべて除外します 」にチェックを入れ保存します。
上図「フィルタ」をクリックします。
各種フィルタを設定するため「フィルタを追加」クリックします。
当社よりのアクセスを除外するためにフィルタ名を「Plat固定IP」とし、フィルタの種類から「カスタム」を選び「IPアドレス」をプルダウンから選び当社の固定IPアドレスを入力し保存します。固定IPアドレスをお持ちの客先の場合は同様に追加します。
スパムと思われる言語設定されていないアクセスを除外するためにフィルタ名を「言語not set」とし、フィルタの種類から「カスタム」を選び「言語設定」をプルダウンから選びフィルタ パターンに「not set」を入力し保存します。
スパムと思われるホスト名が設定されていないアクセスを除外するためにフィルタ名を「ホスト名not set」とし、フィルタの種類から「カスタム」を選び「ホスト名」をプルダウンから選びフィルタ パターンに「not set」を入力し保存します。
スパムと思われるブラウザが設定されていないアクセスを除外するためにフィルタ名を「ブラウザnot set」とし、フィルタの種類から「カスタム」を選び「ブラウザ」をプルダウンから選びフィルタ パターンに「not set」を入力し保存します。
Google Analyticsのフィルタは上記4項目を設定しています。
【4】Google Analytics利用の明記
Google アナリティクス利用規約の7項にGoogle Analytics利用している事を明記するよう記載ががありますのでサイトのプライバシーポリシー等にクッキーの利用と共に記載する必要があります。また、2018年5月25日発効のEU一般データ保護規則(GDPR)により、データ保持期間を変更しなくてはいけないケースもあります。